下北沢の南口の劇場「OFF・OFFシアター」(世田谷区北沢2、TEL03-3424-3755)で2月2日から、劇団「バジリコFバジオ」の公演「最北端の姉妹/ここは世界の果てっぽい」が行われる。
同劇団は、主宰者の佐々木充郭さんが「ENBUゼミナール」での自主公演ユニットとして始め、卒業後に参加メンバーと佐々木さんの大学時代の仲間で結成。劇団の特徴について、佐々木さんは「人形劇とストレートプレーを組み合わせた演劇。人形のビジュアルのインパクト、完成度の高さ、劇作としてもナンセンスな笑いに満ちた独特な世界観」と語る。
同公演は、北海道にある架空の最北端の領土を舞台に、そこに住む三人姉妹を描く。呼吸をするように嘘をつく長女が嘘をつく度に、それが現実になっていくというナンセンスな笑いがちりばめられ、三姉妹がむきだしの愛憎をぶつけ合う物語。見どころについて、「OFF・OFFシアターというまさに小劇場な空間なので、細かい演出と、劇団名物の人形劇を手の届きそうな場所で楽しんでほしい」と話す。
同公演は「第21回下北沢演劇祭」の対象作品。「演劇祭に参加できることはとてもうれしく思っている。演劇祭が始まると下北沢の街の雰囲気も少し変わるのでしょうか?今から下北沢で過ごせる時間がとても楽しみ」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=2,800円、当日=3,000円。公演は2月7日まで。