下北沢南口の劇場「OFF・OFFシアター」(世田谷区北沢2、TEL 03-3424-3755)で2月24日から、演劇プロデュースユニット「温泉きのこ」のオムニバス公演「馬鹿のヒットバレード2011・おなかポンポンショー」が行われる。
同ユニットは2003年に結成。劇団「大人計画」などで演出助手として活躍する大堀光威さんが主宰する。結成のきっかけについて、大堀さんは「もともと演劇の仕事をしていた自分が音楽をしたいと考えるようになり、当時のバイト仲間だったバンドマンの岡野直史と演劇を活用したバンドっぽいことを始めた」と振り返る。公演では、毎回オリジナルの楽曲を劇中で歌い演奏も行う。作品の特徴について、「成就しない恋の物語をベースにした中学生みたいな恋愛ものが多い」と話す。
今回は、「馬鹿のヒットパレード」シリーズの第3弾となるオムニバス公演。「毎回、『演劇とはムダなものである』をモットーにしている。見終わった後、『面白かったけれど、おおむね無駄な時間だった』と思っていただければ」(大堀さん)。
下北沢について、「20歳ぐらいから30歳過ぎまで住んでいた。雑然としていて落ち着かない感じが好き。当時、通った店は目まぐるしく変わり、面影がないところも多い。寂しさも感じるが、それが下北沢」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、自由席(前売り=2,800円、当日=3,000円)。指定席(前売り=3,300円、当日=3,500円)。公演は今月27日まで。