下北沢のライブハウスでチャリティーライブ-節電の動き広がる

「CLUB QUE」(世田谷区北沢2)ライブの様子。照明を落とす中、力強い歌声が響く

「CLUB QUE」(世田谷区北沢2)ライブの様子。照明を落とす中、力強い歌声が響く

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 東北地方太平洋沖地震発生から3日がたち、下北沢のライブハウスなどでもチャリティーライブや節電の動きが広がっている。

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 「CLUB QUE」(世田谷区北沢2)では当初、13日に行うイベントを中止する予定だったが、参加アーティストらが「無料でも演奏を行う」と表明。急きょ、チャリティーライブに変更して客を募ったところ約170人が集まった。集まった募金は約38万円。同店では14日も照明を落として営業を続けている。「節電しているからといって暗い気持ちになるのではなく、いつもとは違う、暗い中でのライブを楽しんでほしい」(店長の二位徳裕さん)。

 「下北沢シェルター」(北沢2)では、ライブの内容を、アンプなどを使わず電力を最小に抑えたアコースティックライブなどに変更。「静かなライブ」を開いている。「中止する予定もあったが、『こんな時はかえってやった方がいいのでは』という話になった」(店長の峯崎智弘さん)。チケット料金は寄付する予定。

 このほか、「ヴィレッジバンガード 下北沢店」では、店内の暖房を切るなどして節電。緊急時でもスタッフの声が届くよう音響も切っている。店頭ではキャンドルや懐中電灯などの防災具も販売。「節電しながら元気に営業します」(同店スタッフ)。下北沢に10店舗ある「DORAMA」でも、店内の映像ディスプレーなどの照明を落として営業している。

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