「大人が笑って泣けるヒーローもの」をコンセプトに、劇団の旗揚げ15周年を迎える「TEAM 発砲・B・ZIN(ちーむはっぽうびじん)」が4月13日より、本多劇場(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-0030)で解散公演「ジューゴ」を上演する。
同劇団は、日本大学芸術学部の卒業生が中心となって1992年に旗揚げされ、SFアクションやコメディーを取り入れたスピーディーな舞台展開で人気を集めてきた。すべての作・演出は、テレビ「仮面ライダー響鬼」(脚本)や、嵐の大野智さんが主演した舞台「センゴクプー」(作・演出)を手がけた主宰のきだつよしさんが担当。旗揚げ翌年にザ・スズナリで行った第3回公演から、下北沢をホームグラウンドに活動を続けてきた。
同公演は仮想空間に閉じ込められた男女の姿を描くSFコメディー。公演名の「ジューゴ」は、劇中に登場するアトラクションの名前で、登場人物「10人の物語」という意味も。解散公演となる今回は客演は予定しておらず、劇団員10人のみの出演となる。
製作の余田さんは「劇団員それぞれが新たな活躍を広げるための発展的解散。いつかまた集まって同窓会公演ができるのを楽しみにしている」と話している。料金は4500円。公演は4月26日まで。29日には解散イベントを行う。