下北沢北口のレストラン「M’sPapa(エムズパパ)」(世田谷区北沢3、TEL 03-3485-0601)とベーカリー「Sugar Market(シュガーマーケット)」(同、TEL 03-3467-6378)が3月末、洋菓子「下北沢ラスク」を共同開発した。
下北沢ラスクは、シュガーマーケットの無添加パン「ソフトフランス」を使用し、シュガーバターとグラニュー糖を塗って焼き上げる。味はプレーンとシナモンの2種類。商品案はエムズパパ、製造はシュガーマーケットが担当する。エムズパパのオーナー・水口敏晴さんは「生産数を限定しているので、その分一つひとつの手作り感にこだわった。お客さんからは、『市販のラスクよりもずっと歯応えがある』と好評」と話す。
もともと水口さんの妻・緑さんと、シュガーマーケットの佐藤可余子店長は下北沢出身の友人同士。パンの仕入れを通してつながりもあったが、商品の共同開発を行うのは今回が初めて。きっかけについて水口さんは、「佐藤さんが話していた『ゆくゆくは自分の店を体にハンディキャップを持っている人が働ける場所にする』という目標に共鳴した。応援の意味も込めて、何か一緒に商品を作ろうと提案した」と話す。
「共に地域密着型を目指す店なので、下北沢だけで買えるおいしいラスクにしようと話し合い、商品名に地名をつけた」と緑さん。
価格は、1枚=90円、12枚入り=520円。エムズパパ店頭で販売する。