三軒茶屋駅前の「世田谷パブリックシアター」(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-1526)で8月19日から、世田谷パブリックシアターの芸術監督を務める野村萬斎さんが、シリーズとして企画・監修する現代能楽集V I「奇ッ怪其ノ弐」が行われる。
同公演は、古典芸能出身の野村萬斎さんが「古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の舞台創造に生き生きと生かしていきたい」と考えて生まれたシリーズ。これまでは、野田秀樹さんや宮沢章夫さんらが作・演出を担当してきた。今回、作・演出を担当するのは、劇団「イキウメ」の主宰・前川知大さん。前川さんは鶴屋南北戯曲賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀演出家賞など、数々の演劇賞を受賞し、今後の活躍が期待される演劇人。
2009年に、シアタートラム(太子堂4)で上演した「奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話」では、笑いの要素も含んだ怪談話が描かれた。今回は「狂言」と「能」がモチーフ。前回の「奇ッ怪」に引き続き、仲村トオルさん、池田成志さん、小松和重さんらが出演する。
開演時間などは劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、S席=6,500円、A席=4,500円。一般前売りチケットは7月2日から、各種プレイガイドで発売。