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下北沢で恒例「阿波おどり」-悪天候の中決行、募金箱も設置

雨で濡れた地面の上を軽快に踊る踊り子たち

雨で濡れた地面の上を軽快に踊る踊り子たち

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 下北沢北口で8月19日・20日、夏の恒例イベント「第46回 阿波おどり」が開催された。

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 下北沢の「下北沢 ひふみ連」「下北沢 やっとこ連」「昭和信用金庫連」、初台の「鼓舞龍連」や高円寺の「しのぶ連」など12連が参加。商店街を踊りながら練り歩く「流し踊り」、各所で連のオリジナルの踊りを披露する「組み踊り」の2部構成で踊りを披露した。今年は東日本大震災の復興支援のため、一番街商店街事務所などに募金箱を設置したほか、オリジナルTシャツの売り上げの一部を義援金として寄付する。

 19日は午前から強い雨が降っていたが、夕方になり雨脚が弱まった。18時過ぎ、小雨降る中、下北沢北口駅前や一番街商店街には各連がスタンバイ。周りを保護者が囲み、子どもの晴れ姿をカメラに収める様子が目立った。実行委員の大木弘人さんは「週間天気予報でもずっと雨だったので、午前中からひたすら天気予報とにらめっこ状態だった。開始の18時30分ぎりぎりにぴたっと雨がやんだ」とホッとした様子を見せた。

 18時30分、阿波おどり開始の放送が流れると、各所から太鼓やおはやしの音が鳴り響いた。「ヤットサー」の掛け声で踊りが始まり、路地で見学をしていた人から歓声と拍手が上がった。家族連れで訪れた世田谷区在住の50代女性は「あいにくの雨で観客が少ないが、その分、地元の人をよく見かけた。たまにはアットホームな阿波おどりも悪くない」とほほ笑む。

 今年の動員数について、大木さんは「正確な数はまだ出してはいないが、19日は直前まで雨だったこともあり、例年の3分の1くらいでは。20日もはっきりしない天気だったが、予報が雨だった割にはたくさんの人が見に来てくれた。おそらく例年通り4万5,000人ほどだったのでは」と振り返る。

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