自分の描いた絵でオリジナルのブックカバーをつくるワークショップが 3月31日と4月1日の2日間、下北沢の「ギャラリィトウキョウジョウ」(世田谷区北沢2、TEL 03-3418-4007)で開催された。
イベントを主催したのは、イラストレーターのchiyoさん。昨年11月に同ギャラリーで開催された「絵本の作家とレビュー展」に出展して以来、温かみのあるイラストが人気となり、今回の教室には愛知県や茨城県など遠方からわざわざ参加した人もいたという。
4月1日の参加者は8人。おのおのが持ち寄った好きな本の表紙や挿し絵などから、ブックカバーに描くイラストを選択。鉛筆で下書きした上から布用絵の具で描いていく。途中お茶の時間や休憩をはさんで行われた作業は、和やかな雰囲気で4時間ほど続けられた。完成したブックカバーは色づかいやデザインもさまざま。ほぼ初対面通しだった参加者たちも、教室が終わるころには「上手にできた」「面白い」など、出来上がったオリジナルブックカバーを見せ合いながら、布に絵の具で描く楽しさを共有していた。
chiyoさんは「息抜きしながら楽しくできて良かった。絵が上手い下手は関係なく、気軽にこの雰囲気を楽しんでほしかった」と話した。今後は同ギャラリーでアクリル絵の具を使ったワークショップ「oekaki club」を開催する予定。