4月1日でオープン13周年を迎えた下北沢の老舗ライブハウス「garage」(世田谷区北沢3、TEL 03-5454-7277)は同日、記念ライブ「激走亮介街道」を開催した。
イベントを企画したのは、2005年から同店でのライブを続けているバンド「ペトロールズ」のギタリスト長岡亮介さん。限定150枚で販売したチケットは即日完売し、ライブには若者をはじめとする幅広い年代から多くの客が詰めかけた。
出演者は長岡さんの幼なじみや、学生時代から出演し続けているライブハウス「赤坂カントリーハウス」(港区)で出会ったという交友の深いミュージシャン仲間など5組。「ジャンルや有名無名は関係なく、自分が『グッとくる』人を選んだ」(長岡さん)と言うとおり、カントリーやブルーグラス、ロックなど、さまざまな音楽性のアーティストが集まった。
今回の記念ライブでは、長岡さんがすべてのバンドにギターやマンドリンで参加。気の合った演奏で会場を沸かせると、ライブ終盤には歌手の椎名純平さんとジャズバンド「ソイル&ピンプセッションズ」のタブゾンビさんらがスペシャルゲストとして登場。同バンドのオリジナル曲「ミラーボール」を演奏すると、予期せぬサプライズに観客の盛り上がりは最高潮となった。
長岡さんは「自分のルーツとなる音楽でgarageの記念日を祝いたかった。お客さんが聴いたことのない音楽も素直に受け入れてくれて嬉しい」と話していた。