下北沢南口の北沢タウンホール(世田谷区北沢2)で11月25日~27日、「第3回下北沢映画祭」が開催される。
「既成概念にとらわれない」をキーワードに作品を募っている同祭。下北沢を多様なカルチャーを生む土壌と捉え、映像クリエーターの発掘・育成などを目的に運営する。
同祭では、コンペティション部門に応募された250本以上の作品から選ばれた9本を上映。映画監督の黒沢清さん、映画プロデューサーの直井卓俊さん、トリウッド代表の大槻貴宏さん、映画評論家の轟夕起夫さんの審査により、グランプリを決定する。
このほか、黒沢監督によるトークショー「映画のアカルイミライを考える」、トークショー「タナカカツキ×デハラユキノリの珍言しゃべり場」、モト冬樹さんの生誕60周年を記念した映画「こっぴどい猫」の上映、東洋百貨店内でアニメ作家や映画監督らが参加する「ハナ金スペシャル『紙芝居』ナイト☆」などを予定。
今年から審査員を務める直井さんは「演劇や音楽に比べると、映画は下北沢に根付いていない印象があるが、この映画祭は毎年、反省と冒険を重ね、徐々に色や輪郭が出てきた。ほかにはない大胆な試みに取り組むところが下北沢っぽい」と期待を寄せる。
入場料、開催時間などはサイトで確認できる。