石井竜也さんなど数々のアーティストとのコラボレーションで知られる絵画アーティストのAKIさんは4月27日より、第3弾となる新作絵本「マンモスズ」の発売を記念した原画展示会をギャラリーHANA下北沢(世田谷区北沢3、TEL 03-6380-5687)で開催する。
同作はカラー12ページのCD付き絵本。「人間同士が力を合わせて生まれる『大きなもの』」(AKIさん)をテーマに、ビビッドな色彩使いで多くの動物や恐竜などが描かれている。主人公3匹のマンモスのモデルとなったのは、AKIさん自身と、元「子供バンド」のベーシストで、シンガーソングライターの湯川トーベンさんと、アコーディオン奏者COBAさんとの共演などで活躍するパーカッショニストの永原元さん。2人も参加したオリジナルCDの音楽に合わせて絵本を楽しむことができる。
AKIさんは軽度の知的障害を持つアーティスト。幼いころから自由な感性で絵を描き、4月1日で20歳になった現在は、知的障害者福祉作業所「ライフステージ」(世田谷区)のデザイナーとしてTシャツや子供服のオリジナルデザインを手がける一方、多くのミュージシャンやアーティストとのコラボレーションで作品を作り続けている。
個展についてAKIさんは「下北沢ならではの『遊び』を取り入れた絵をたくさんのお客さんに見てほしい。これからも描き続け、足跡をしっかりと残したい」と話している。
5月1日にはAKIさん自身によるミニ・トークショーも開催。期間中は新作絵本「マンモスズ」の原画だけでなく描き下ろしの作品も展示され、Tシャツや缶バッジなどオリジナルグッズも販売する。入場無料。5月6日まで。
また、3人はAKIさんがコーラスで参加する絵本の題名と同じ「マンモスズ」というバンドを結成し都内でライブ活動も行っており、同2日には「マンモスズ」のライブペイントを「CHAD」(目黒区、TEL 03-3710-8731)でライブイベントを予定している。