今年で22回目を迎える「下北沢演劇祭」が2月1日、開幕する。
劇団と劇場、地元民が一緒に演劇を楽しむことをコンセプトに毎年2月~3月に開催される同祭。本多劇場グループ7劇場に加え、「東京ノーヴィ・レパートリーシアター」「北沢タウンホール」の計9施設で演劇作品を上演する。昨年に続き、延べ3万6000人の動員を目指す。
出演は、女優の奥菜恵さんがゲスト出演する「ペンギンプルペイルパイルズ」、ラサール石井さんが俳優としてコント芝居に挑む「大森そして故林」、寺山修司の「田園に死す」を上演する「流山児★事務所」など27団体。
同祭実行委員長を務める下北沢南口商店街理事長の吉田圀吉さんは「20年以上の歴史を持つ演劇祭は全国でも少ない。演劇の道を志す若者にとって下北沢は今も憧れの場所。演劇祭は、そんな若者にとっての励みにもなっている」と話す。「シモキタから希望を!」がキャッチフレーズの今回。「昨年の震災を受けて、下北沢の演劇が元気づけに役立ちたいという願いから」とも。
公演内容は各劇場や下北沢南口商店街のサイトで確認できる。3月4日まで。