今年で19回目を数える「東京学生映画祭」が5月26・27日、下北沢の北沢タウンホール(世田谷区北沢2、TEL 03-5478-8006)で開催される。
同映画祭は、1988年に東京近郊の大学で映画制作をしていた有志によって立ち上げられた学生主体の映画祭。映画制作はもとより、映画祭の企画・運営も約20人の大学生有志らによる実行委員会が取り仕切る。
会場では、約100本の応募作品から、参加団体と企画委員が選んだ8作品を上映。そのほか高校生の作品なども特別上映し、計11本の上映を予定している。映画祭当日には、ゲスト審査員と観客が投票を行い、その年のグランプリ作品が決定する。今年の特別審査員には、映画「呪怨」の清水崇監督などが出席の予定。
同大会で過去にグランプリを受賞した監督には、2006年に公開された映画「タイヨウのうた」の小泉徳宏監督や、テレビ朝日系の人気ドラマ「時効警察」で監督・脚本を担当する園子温さんなど、映像界の一線で活躍する人たちも多く、業界からの注目度も高まっている。
実行委員の高橋さんは「学生が作った作品もクオリティーの高いものがたくさんあることを知らせる場になればいい。下北沢は映画や演劇に興味を持った同年代の人たちが多く集まる街。日本映画界を底辺から盛り上げたい」と話している。
上映は13時から。入場料は800円。現在ウェブサイト「イッツ・コミュニケーションズ スターライト・シアター」で、前回(第18回)のグランプリ作品、野頭雄一郎監督「光のシャワー」を公開中。