下北沢北口の古書店「July Books/七月書房」(世田谷区北沢2、TEL 03-6407-0889)で7月21日、オールナイトで書店について考えるイベント「朝まで本屋さん!」が開催される。
主宰は仮想ブックショップ「nomazon(ノマゾン)」などを運営する石崎孝多さん。石崎さんはフリーペーパー・フリーマガジンの専門店「Only Free Paper(オンリーフリーペーパー)」(渋谷区宇田川町)の元代表でもある。「ネット書店など便利なサービスが普及する中、リアルな本屋という空間の可能性を探りたい」と同イベントを企画した。6月に大阪で1回目を開催。今回が2回目となる。
下北沢在住の編集者・仲俣暁生さん、七月書房の店主・宮重倫子さん、古本「ほん吉」(北沢2)の店主・加勢理枝さん、石崎さんが登壇し、「July Booksオープン半年を振り返って」「今後盛り上がりを見せる下北沢の書店について」をテーマにトークショーを開く。深夜1時30分からは編集者の中嶋大介さんと参加者が持ち寄った希少本を披露し合う。
石崎さんは、「下北沢には面白い古書店が多く、20日にはnumabooksと博報堂ケトルが本屋『B&B』(北沢2)を共同で出店するなど本の文化が熱くなっている。ゆくゆくは下北沢全体のカルチャーを盛り上げるようなイベントも開いてみたい」と意欲を見せる。
開催時間は21時~翌6時。料金は1,500円(1ドリンク、オリジナルしおり付き、トークショー込み)。予約不要。