三軒茶屋の「世田谷パブリックシアター」(世田谷区太子堂4、TEL 03-5432-1526)で9月20日から、演出家・長塚圭史さん率いる「葛河思潮社」が企画・制作する公演「浮標(ぶい)」が上演される。
長塚さんが立ち上げたソロプロジェクトによる昨年1月の旗揚げ公演に続く、2回目の公演。既存の戯曲や翻訳戯曲や、原作小説からの戯曲化などさまざまな素材から演劇作品を作り出している。
同公演は、旗揚げ公演で上演した三好十郎作「浮標」の再演。初演時には、神奈川、長野、東京の3都市で上演し好評を博した。日中戦争の影が忍び寄る中で生きようとする夫婦の姿を描く。夫の洋画家・久我五郎を田中哲司さん、肺を患い病床に伏す妻を松雪泰子さんが演じる。
開演時間は作品公式サイトで確認できる。入場料は、S席=6,000円、A席=5,000円、A席=4,000円。チケットは、8月11日から各種プレイガイドで販売。東京公演は9月30日まで。東京のほか、大阪でも上演予定。