下北沢の「ザ・スズナリ」(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-0511)で11月8日から、劇団「猫のホテル」の新作公演「峠越えのチャンピオン」が行われる。
国学院大学演劇研究会出身者を中心に、千葉雅子さん、中村まことさん、森田ガンツさん、市川しんぺさんーらで1990年に旗揚げした同劇団。既成の脚本ではない独自の世界を追求し、昨年に上演した「わたしのアイドル」では女性二人芝居に挑戦するなど、劇団の新たな可能性を模索している。
同公演は、不適切発言や下卑たやじしか能のない国会議員・谷口昇太郎を中心に、道を外れていく男たちを描く。見どころについて、千葉さんは「無法地帯と化した村を舞台に、天涯孤独の男たちによる渇いた魂の叫びを時に愚かしく、時に哀切を込めて描く。客演に『動物電気』の政岡泰志さん、『アクションクラブ』の前田悟さんを迎えての、男たちの熱く火花散る闘いに期待してほしい」と話す。
開演時間は劇団の公式サイトで確認できる。入場料は、自由席=前売り4,000円、当日4,500円、指定席=同4,300円、同4,800円。チケットは、各種プレイガイドで発売中。公演は18日まで。