三軒茶屋北口の茶沢通り沿いにテークアウトのドイツ菓子専門店「ムッティス・クーヘン」(世田谷区太子堂5)がオープンして約2カ月が過ぎた。
店主の本郷はつきさんは1990年に渡独し、ドイツ菓子マイスターの資格を取得。菓子職人として10年間働いた後に帰国し、日本の大手ドイツ菓子製菓メーカーに就職した。退社後の2009年にネットショップを立ち上げ、各種イベントなどにも出店してきたが、「いつか実店舗を持つことが夢だった」と話す。子どもが小学校に上がったこともあり、自宅の庭に同店を開いた。店舗面積は約3坪。
メニューは「リンツァトルテ」「クグロフ」「バウムクーヘン」などのケーキ約10種(1カット=180円~350円)やクッキー類(1袋=200円~250円)など。3日前であれば、誕生日やクリスマスなどのイベント用ホールケーキの予約も受け付ける。
店名はドイツ語で「母さんのケーキ」の意味で、「その季節ならではの、ほっとできる味を振る舞う」という思いが込めた。今後について、「自分の目の届く範囲で、自分が本当に納得した味だけを提供したい」とも。
11月末からは、切り紙作家・吉浦亮子さんのクリスマスモビールや、ドイツのクリスマス伝統工芸品などを販売するイベント「クリスマス市」も開く。
営業時間は10時~18時。定休日はホームページとFacebookページで確認できる。