下北沢南口の広島風お好み焼き店「安芸もみじ亭 下北沢店」(世田谷区北沢2、TEL 03-3418-0250)が11月27日、20年間の営業に幕を閉じる。
経営はFFT(用賀 4)。1993年8月に下北沢で営業を始めた同店。開店当初、他店との差別化のため、約2キロから成る「大盛り3人前 広島風お好み焼き」を考案。20分で食べきれば無料というチャレンジメニューが話題となり、テレビ番組にも取り上げられた。近郊に住むサラリーマンや学生らに支持され、繁忙日は1日200枚以上を売り上げたことも。閉店の理由は「運営会社の都合」という。
10年前から店長を務めている佐藤雅一さんは「20年前の下北沢はこぎたなくて変わった街。でも、商店街には常に人がいて歩けないほどだった。今は南口にもチェーン店が多く、昔と比べて街の活気も減ったのでは」と話す。常連客たちからは「よく来ていたので、無くなると聞いて残念」と閉店を惜しむ声も寄せられているという。
最終日の営業時間は11時30分~15時、17時~23時。無くなり次第終了。