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「下北沢大学」が東京商店街グランプリを受賞-世田谷区の商店街で初

グランプリの賞状とトロフィーを手にする柏理事長

グランプリの賞状とトロフィーを手にする柏理事長

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 しもきた商店街振興組合(世田谷区北沢2)が主催する、下北沢北口を中心とした地域振興の取り組み「下北沢大学」が11月14日、「第8回東京商店街グランプリ・商店街の部」でグランプリを受賞した。

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 「東京商店街グランプリ」は、東京都が優れた取り組みを行う都内商店街を表彰。都内におよそ2700ある商店街の中から、地元自治体の推薦を受けた商店街が応募する形式で、今回は29の商店街が参加した。世田谷区内で単独の商店街組合がグランプリを受賞するのは今回が初めて。

 「下北沢大学」の2011年の取り組みは、駅前のワークショップ、アートイベント、キッズハロウィーン、起業支援セミナー、バンタンデザイン研究所とのポスターなどの共同制作、復興支援ライブなど。同組合の柏雅康理事長は、「自由で個性的な数々のイベントを、『下北沢大学』というひとつの枠組みの中で行った工夫性が高評価を受けた」と話す。 「下北沢大学」の魅力について「実行委員には商店主だけでなく、下北沢が好きだという個人の方も参加している。このことによって自由な発想が出るし、商店の利益だけでなく、純粋に面白いことへの取り組む力となっているのでは」(柏理事長)とも。

 特に集客の多いキッズハロウィーンは、子どもの参加者数が350人(2010年)、719人(2010年)、1189人(2012年)と右肩上がり。付き添いの保護者も合わせると、この倍の数字の動員数となる。キッズハロウィーンに参加した商店には、子どもたちからお礼の手紙が届いたという。「年々参加者が増えているのは、来てくれているお客さんが高い満足度を得て、口コミでイベントのよさが広がっているからではないか」(柏理事長)。

 柏理事長は今後の活動について、「下北沢北口は、南口に比べて静かなイメージ。さらに今後の駅前開発によって仮囲い(工事現場を囲むフェンス)が増えて殺風景になってしまうことが予想される。その前に、個性的な作家さんや若い学生たちの力を借りて、アートに強い街という魅力を押し出して活性していければ」と話す。

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