下北沢南口の「本多劇場」(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-0030)で1月23日~27日、ゴーチ・ブラザーズが主催する公演「飛龍伝」が行われる。
同作品は、1990年に初演され、これまでに何度も再演を重ねて来たつかこうへいの傑作戯曲。1970(昭和45)年の学生運動をテーマに、革命に翻弄(ほんろう)された若者たちを描く。演出は劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁さん。
見どころについて、中屋敷さんは「つかさんの戯曲の持つ演劇性は、現代につながるものがある。それをどう伝えるか。自分の世代には、身の丈に合ったものにしか想像力が働いていない部分があると思うので、そこを芸術の力で広げていきたい」と話す。今回の出演者の平均年齢が24.75歳という若いことについては、「過去の若者たちが抱いたであろう生の感覚を想像して、現代に生きる20代の若者で体現したい」とも。
開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、全席指定で、一般席=4,700円、アリーナ12席=5,500円。チケットは12月22日、各種プレイガイドで発売。