海外公演などで活躍するプロの和太鼓奏者が6月3日、北沢タウンホール(世田谷区北沢2)で和太鼓・パーカッション公演「武士MUSA」を行う。
同公演を行うのは、普段それぞれ違うチームで活躍する若手和太鼓奏者5人。伝統を大切にしながらも「新しい和太鼓の魅力が伝わる自分たちの世代にしかできないステージを」という思いから新ユニットを結成、初めての顔合わせとなる今回の公演が実現した。メンバーは26歳から33歳までと若いが、海外公演や国際親善公演、日本アカデミー賞(2004年) のオープニングセレモニー、愛・地球博などの大規模イベントに出演経験を持つ実力派がそろった。
ステージでは、締め太鼓、宮太鼓、大太鼓、桶胴太鼓など伝統的な4種類の和太鼓を中心とした演奏のほか、樽やドラなどの変わりダネも登場する予定。また、エアギターならぬ「エア太鼓」のパフォーマンスも準備しており、1ステージで大小20個以上の太鼓を使い分けたユーモアのある舞台が展開されるという。
メンバーの加藤さんは「和太鼓のイメージは、『お祭りのお囃子』と『堅苦しい』の二つに固まりがち。もっと気楽に、お客さんも楽しみながらリズムを感じられる舞台にしたいと思った。伝統の曲も披露するが、枠にとらわれない自分たちの世代らしい表現ができれば」と話している。
開演は16時から。チケットは4,000円。問い合わせは、MUSAエンターテイメント(TEL 045-963-0180)まで。