下北沢南口で3月3日、「おいらん道中」が行われた。主催はピュアロード新栄商店街、下北楽芸会。
おいらん道中は、江戸時代に吉原遊郭の位の高い遊女(花魁/おいらん)が、茶屋への行き帰りに美しく着飾って練り歩く風習。ピュアロードで開催するフリーマーケット「ピュアロードまつり」が100回目を迎えたことを記念して企画された。
当日15時、下北沢南口商店街に着物姿の女性たちが登場し、ピュアロードまでの道のりを行進。おいらんのほか、先導役の男性である金棒引き(かなぼうひき)、たばこ盆とキセル入れを抱えた禿(かむろ)、おいらんが高い下駄(げた)で歩く際に支えとなる肩貸しの男衆、おいらんの後ろから大きな傘を差す傘持の男衆などを従え、総勢15人ほどの行列となった。
「おいらん」役の女性は下北沢のライブバー&沖縄ダイニング「ネバーネバーランド」(北沢3)と縁のあるベリーダンサーの女性が務めるなど、同店の常連客やアルバイトスタッフらが多数参加。このほか、お笑いコンビ「モエヤン」や下北沢発のアイドルグループ「DiNity」(元La☆Doll)も着物姿で参加した。
おいらん道中は30分ほどかけて行われ、南口商店街からピュアロードまでを練り歩いた。交通整理には付近の店の店員らが駆け付けたほか、保坂展人世田谷区長もあいさつを行った。居合わせた買い物客の中には、携帯電話を片手に「どうして下北沢においらんが?」と興味深そうに見入る人もいた。
「おいらん道中」をプロデュースした「ネバーネバーランド」オーナーの下平憲治さんは「下北沢というカルチャーの街で、着物っていいなと思ってもらえればという思いもあった。今後も定例化して、『おいらん道中に参加したい』という人を増やしたい」と話す。