世田谷代田に「テラダワインセラー」-酒販店地下に出店、相乗効果に期待

左から、エントランスに立つ広報の林愁人さんとワインアドバイザーの露木循さん

左から、エントランスに立つ広報の林愁人さんとワインアドバイザーの露木循さん

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 世田谷代田南口にレンタルワインセラー「テラダワインセラー世田谷代田」(世田谷区代田1、TEL 03-3471-1212)がオープンして約1カ月たった。

レンタルワインセラーの様子

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 経営は、美術品や骨董(こっとう)品、ワインなどのトランクルーム事業を手掛ける寺田倉庫(品川区)。テラダワインセラーは品川、二子玉川、都筑新石川に続く4店舗目となる。店舗面積は150坪。ロッカー数は309個。環境は、「ワインの保存に適した」温度14度(±1℃)、湿度70%(±10%)。

 レンタルワインセラーの利用客は、近隣に住むワイン好きやワインのインポーターなど。世田谷代田店の利用率は現在約2割。1995年にオープンした品川店は満室状態が続いているという。広報の林愁人さんは「家庭用ワインセラーの購入費は40万~70万円ほどで、電気代や維持費もかかる。一方、レンタルワインセラーなら月々数千円から保管委託でき、自家発電装置も備わっているため万一の停電の際も安心」とアピールする。

 ロッカーの料金は、約50本を収納できる「ロッカータイプS1」(4,200円/1カ月)、約100本を収納できる「ロッカータイプM1」(1万500円/1カ月)など。利用客は専用キーで出入りし、24時間利用できる。

 信濃屋食品(同)が経営するリカーショップ「信濃屋」の地下1階に位置する同店。「信濃屋に買いに来るお客さまに当店の存在を知ってもらえるうえ、当店のお客さまが帰りがけに信濃屋でワインを買って帰ることもある。お互いのメリットで相乗効果が期待できる」という。

 同店ワインアドバイザーの露木循さんは「1本あたり数百万するワインを保存する人ももちろんいるが、数千円のワインでも熟成させることでより味に深みが増すこともある。レンタルワインセラーで気軽にワインの熟成を楽しんでもらえれば」と話す。

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