下北沢北口に水タバコの喫煙器具などを販売する「シーシャショップ」（世田谷区北沢2、TEL 03-5738-7933）がオープンして約3カ月が過ぎた。

シーシャが見える同店の外観

　店舗面積は約14坪。下北沢に水タバコのカフェ2店舗などを展開するシーシャ（世田谷区）が経営する。

　シーシャとはイスラム圏で親しまれている水タバコのこと。香り付きのタバコの煙を、水の入ったガラス瓶を通して吸う。

　オーナーの水野友文さんは8年前、下北沢一番街に「シーシャカフェ」（北沢3）をオープンした。「シーシャショップ」は販売のみを行う店となる。オンラインストアでの販売も行っているが、実店舗を構えた理由について、「シーシャの扱い方は特殊なところがあるので、店に来てくれる方が正しく教えられるから」と話す。客層は20代後半～30代が多く、トルコ料理店などの飲食店からの注文もあるという。

　商品は「ミニシーシャ一式」（2,800円～）、「ミドルシーシャ」（4,500円）、「ラージシーシャ」（8,800円～）、「タバコ」（50グラム／1,000円～）など。タバコのフレーバーは「ダブルアップル」「スイカ」「コーヒー」など約50種類をそろえる。2カ月に一度程度エジプトから買い付けているという。

　「エジプト旅行でシーシャに出合い、これは面白いと思った。エジプトではコーヒーを飲む感覚で吸え、シーシャ店に男性たちが毎日のようにたむろしている。下北沢のシーシャカフェでも、常連客がフラっと立ち寄り、顔見知りと会話をしたりボードゲームを楽しんだりしてくれている」と水野さん。現在、水野さんが経営する「シーシャカフェ」は2店舗だが、渋谷などにシーシャを取り扱う店が増えてきている。「まだ流行の前段階だとは思うが、下北沢のお客さんはコアなユーザーが多いように感じる」とも。

　営業時間は14時～20時。