下北沢の小劇場「楽園」（世田谷区北沢2、TEL 03-3466-0903）で2014年1月23日～27日、演劇ユニット「π＊π（パイパイ）」の第1回公演「マーブル」が行われる。

　タレントや俳優として活躍する松尾貴史さんと劇団「ナイロン100℃」の松永玲子さんが立ち上げた同ユニット。ユニット名の「π＊π（パイパイ）」には毎回、さまざまな演出家とタッグを組み、「πのように割り切れない2人を演出してもらいたい」という意味が込められている。

　同公演は、新宿のゴールデン街を舞台に「流しの写真家」とバーのママが繰り広げる物語。脚本と演出は、劇団「東京フェスティバル」のきたむらけんじさんが担当する。

　松尾さんは「名優であり盟友の松永さんとのがっぷり四つの二人芝居。下北沢からの芝居の帰り、新宿ゴールデン街にフラリと寄ってみたくなっていただければしめたもの。自分はこれほど意欲的な役者だったかと、われながら驚いている昨今です。将来、あの芝居の初演を下北沢の楽園で見たんだよねと自慢していただけるものにします、多分」と話す。

　二人芝居は人生初という松永さんは「地下にある狭い、そして柱が邪魔な、閉塞（へいそく）空間、楽園。楽園が、地獄と化すのか、極楽になるのか。地下で狭くて柱があって閉塞されている空間だからこその、楽しい園になればいいなあ、と期待します」とも。

　開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、全席指定で、前売り・当日共に4,800円。チケットは12月8日より、各種プレイガイドで発売される。