見る・遊ぶ 暮らす・働く

下北沢でバンド同士のバトルトーナメント決勝戦-拍手と声援で勝敗決定

1回戦の様子。フロアにバンドセットが2つ組まれ、観客がその周りを取り囲む形でバトルが行われた

1回戦の様子。フロアにバンドセットが2つ組まれ、観客がその周りを取り囲む形でバトルが行われた

  • 0

  •  

 下北沢南口のライブハウス「下北沢SHELTER(シェルター)」(世田谷区北沢2、TEL 03-3466-7430)で12月8日、バンド同士のバトルトーナメント「ステゴロ」の決勝大会が開催される。

[広告]

 主催は音楽前夜社。大会では2組のバンドが向かい合い、1曲あるいは2分間の演奏を交互に数ターン行う。勝敗は観客の声援と拍手の大きさで決まる。大会名の「ステゴロ」は「素手げんか」の意味だという。チケット代の半額が賞金に充てられ、1回戦の4万7,500円と決勝大会で集まった金額が優勝賞金となる。バンド同士のバトルトーナメントは全国的にも珍しいという。

 5月26日に行われた1回戦には8組のバンドが出場。決勝大会には勝ち残った「A PAGE OF PUNK」「V/ACATION」「MILK」「NUMBER TWO」の4組が出場する。「バトル形式のため、切り返しがスムーズに行えるように曲が短いパンクバンドやハードコアバンドを中心にオファーをかけた」と企画者のスガナミユウさん。

 開催のきっかけについて、自身もバンド活動をしているスガナミさんは「もともとラッパー同士がバトルするMCバトルが好きで、このバンド版をやれたら面白いなと考えていた。音楽には勝敗がないところが好きでやっているミュージシャンは多いと思うので悩んだりもしたが、この日だけはあえて勝敗をつけてみようと開催を決めた」と話す。「いざ戦ってみると、バトルでは自分たちの本質で勝負することになるし、お互いのバンドを認め合えるなど新たな発見が得られた」とも。

 1回戦は約200人を動員し、会場は満員になった。訪れた観客はツイッターに「これを見てしまうとほかのイベントが生ぬるく感じる」「それぞれ戦い方がいろいろあって、見ていて飽きなかった」といった内容の感想が寄せられたという。

 「見どころはバンドの個性がハッキリ見えること。演奏だけではなくマイクパフォーマンスでのあおり合いがあり、エンターテインメントとして楽しめること。お客さんの声援で勝敗が決まるので、参加型で楽しめること。ライブと違った特殊な雰囲気が味わえる」とスガナミさん。

 開催時間は12時~15時。チケットは当日1,000円(1ドリンク別)。詳細はホームページで確認できる。

  • はてなブックマークに追加

下北沢経済新聞VOTE

下北沢経済新聞を読んだことをきっかけに、実際に足を運んだ店やイベントはありますか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース