駒場の「こまばアゴラ劇場」(目黒区駒場1、TEL 03-3467-2743)で12月12日から、演劇ユニットiakuの第4回公演「目頭を押さえた」が行われる。
劇作家である横山拓也さんの個人ユニットとして大阪を拠点に活動する同ユニット。緻密でリアルな関西弁口語による会話劇で、大阪だけではなく、全国ツアーも展開している。横山さんは、「エダニク」で第15回劇作家協会新人戯曲賞、「人の気も知らないで」で第1回せんだい短編戯曲賞を受賞するなど、作家としても注目を集めている。
同公演は、昨年7月に大阪のABCホールプロデュースで制作され好評を博したという作品の再演。物語は、とある田舎で伝統的な葬儀を巡っていがみ合う2つの家族が描かれる。見どころについて、横山さんは「かつて林業で栄えたこの村には、昔から伝統的に行われてきた葬儀がある。一家の跡継ぎに課せられた『目頭を押さえる』という行為は一体何を意味するのか。胸に迫る衝撃のラストシーンにご期待いただければ」と自信を見せる。同作は第20回OMS戯曲賞にノミネートされている。
東京公演は12月15日まで。開演時間は劇場の公式サイトで確認できる。入場料は、前売り=3,000円、当日=3,300円。チケットは公式サイトで発売中。