下北沢のNGO「Save the 下北沢」は7月28日から同30日まで、新潟県湯沢町苗場スキー場で開催される野外音楽イベント「FUJI ROCK FESTIVAL '06」に参加する。
「Save the 下北沢」は行政主体で推進される下北沢駅前高層再開発型の都市計画が、下北沢の魅力を損ねるとして2003年11月に活動を開始したNGO。勉強会やイベントを通して都市計画の問題点を知らせるほか、下北沢の魅力を広く伝えていく活動に取り組んでいる。
「Save the 下北沢」代表の金子賢三さんは、「私たちは、活動を単に『下北沢』という狭い地域のローカルな問題としてではなく『今後の日本の都市計画や都市におけるライフスタイルを考え直すきっかけ』と捉えている」と話している。
同法人は、「FUJI ROCK FESTIVAL '06」のNGO村に参加し、他の社会問題を考えているNGOとの協働で、観客へ改めて問題提起することで下北沢での運動を狭い地域のローカルな問題としてではなく、より一般的な社会問題として認識してもらうのが狙い。
NGOビレッジ内ブースでは、これまでのイベントや勉強会の様子などを写真展示・映像クリップを通じて紹介するほか、署名コーナーの開設、応援バッジ・応援Tシャツの販売などを行う。7月30日正午からは、アバロンステージで「Save the 下北沢」のトーク&ライブイベントも行う。