下北沢南口商店街振興組合の「渉外事業部アイコンアーティスト」として、ロックバンド「RIZE」のKenKenさんが就任した。
KenKenさんは下北沢生まれ・下北沢育ちのアーティスト。RIZEのベース&ボーカルをはじめ、CM曲の演奏やアレンジ、「Dragon Ash」のライブサポートメンバーとしても活動している。
渉外事業部アイコンアーティストとして就任した経緯について、KenKenさんは「ミュージシャンとして認知されるようになって、次に何がしたいかを考えた際に、地元に何ができるかということを考えた。生まれ育った好きな街で、しかも音楽に特化した町だから、何か力になれることがあるんじゃないかと思った」と話す。
そのため、幼少期から知り合いだった「下北沢SAKAEYA(サカエヤ)」(世田谷区北沢2)の店主・白川敦さんに「自分にできることはないか」と直訴。白川さんが下北沢南口商店街振興組合の副理事長兼渉外事業部長を務めていたことから、今年4月にアイコンアーティストとしての就任が決まった。
現在、下北沢南口商店街振興組合とコラボした名刺ステッカーの配布や、下北沢音楽祭へのライブ出演などを行っている。「県外から東京へライブを見に来た方が、土産を買いに下北沢へ足を運ぶということが起きれば」という考えのもと、コラボTシャツやラバーバンドを販売しているが、Tシャツはほぼ完売状態。ほかに、各地方から交友関係のあるバンドを呼び、下北沢でのライブセッションなども行っている。
「下北沢は、自分が知っている中で今が一番大きく変わっている時期」と話すKenKenさん。「10年後のことを考えて、今できることをやりたい。この街でしか買えないものや、この街に来る意味をもっと増やしたい」と話す。
下北沢南口商店街振興組合とコラボした名刺ステッカーは、KenKenさんに声をかけるともらえる。現在までで200枚程度配布したと言い、「見た目のせいか怖がられるけど、怖くないので声をかけてください。いつでも持っているので渡します」とも。