下北沢南口の「北沢タウンホール」(世田谷区北沢2)で6月30日、「シモキタ音頭」のグランプリ発表が行われた。
今年3月、下北沢で開催される夏祭り「下北沢夏祭り」で使用することを目的に一般公募された「シモキタ音頭」。下北沢の各商店街、町会の代表者のほか、特別選考委員に作曲家の宮川彬良さんを迎え、「老若男女が踊って楽しめるキャッチーな楽曲」「シモキタらしい歌詞」「日本を代表する革新的な音頭」などを選考基準に審査を行った。
グランプリに選ばれたのは、下北沢を中心に活動する2003年結成の4人組バンド・馬浪(うまなみ)マラカス団。選考理由について、応募作品を聞いた際「1曲だけ、ピンときた」と宮川さん。ほかの選考員からの評価も高く、満場一致で決定したという。
音頭の振り付けは「マツケンサンバ」の振付師として知られる真島茂樹さんが行った。真島さんは発表イベントで、完成した曲を聴いて「『前から住んでる人々もいいけれど、新しく来る人々もみんな下北沢になじんでしまうんだよ』という内容の歌詞がすごく気に入った」と明かした。グランプリを受賞した馬浪マラカス団は、「ぜひシモキタ音頭が下北沢の皆さんのものになっていけたらいいですし、気に入っていただけたら」とコメントした。
馬浪マラカス団にはグランプリ賞金として50万円が授与された。完成した「シモキタ音頭」はユーチューブで視聴することができる。