下北沢南口の「北沢タウンホール」（世田谷区北沢2、TEL 03-5478-8006）で7月25日、いとうせいこうさんと奥泉光さんによる「文芸漫談」が行われる。

　文学作品を題材に毎回、2人で作品を語る同イベントは今回で30回目。作家・クリエーターとして活躍する作家のいとうせいこうさんと、芥川賞作家で大学教授の奥泉光さんが漫談形式の文学ライブを行う。

　過去の文芸漫談では、舞台にはホワイトボードを置き、ちょうネクタイ姿の奥泉さんが「ボケ役」、いとうさんが「ツッコミ役」に扮（ふん）し、2人の書き手による作品の読み解き方や解釈を紹介しつつ、ユーモアを交えながら文学作品の魅力を伝えた。今回の題材は「金色夜叉」（尾崎紅葉著）。明治時代に書かれた小説で、創作途中に作者が死去したことから、未完作品として現代に残っている。

　19時開場、19時30分開演。料金は、全席自由席＝2,500円。開演1時間前から入場整理券を配布する。