下北沢北口で8月9日・10日の2日間、恒例となっている「第49回阿波おどり」が開催される。
主催は下北沢一番街商店街振興組合。もともと商店街の活性化と地域住民のコミュニケーションを図るために企画された同祭。49回目を迎え、下北沢の夏の風物詩として定着している。他の地域からの来場客も増加傾向にあるといい、今年は1万2000人の人出を見込む。
同組合副理事長の大木弘人さんは見どころについて、「阿波踊りは歩きながら踊る『流し踊り』と、決められた場所で派手なパフォーマンスを行う『組み踊り』の2種類がある。『流し踊り』はもちろん、各団体が1年間の練習の成果を見せる『組み踊り』にはぜひ注目してもらいたい。お客さんが飛び入り参加できる『飛び入り連』も昨年に引き続き実施するので、ぜひ一緒に踊ってほしい」と話す。
2月に同組合主催で開いた「しもきた天狗まつり」も盛況だった。その理由について、下北沢駅の地下化によって踏切が無くなり人の流れが盛んになったことを挙げる。「今回は商店街のさらなる活性化に向けて、約10年ぶりにイベント期間中に使えるクーポン券をパンフレットに付けることにした」とも。
今年は当日の様子を公式ホームページからユーストリームで配信するなど、新たな試みにも挑戦。大木さんは「地方に住んでいて下北沢まで来られない方にも祭りの熱気が伝わってほしい」と意気込む。
開催時間は両日とも18時30分~20時30分。