下北沢で現在、広田湾産ワカメを使ったレシピを一般公募する「W-1(ワカメワン)グランプリ2014」が開催されている。
主催は「しもきた商店街振興組合」(世田谷区北沢2)。協賛は岩手県陸前高田市の広田湾漁業協同組合。
広田湾産ワカメを使ったレシピを11月23日まで一般公募し、12月6日に下北沢で行う決勝審査によってグランプリを決定する。12月1日~27日の期間は「下北沢飲食店部門」として、応募のあった実店舗でワカメを使ったメニューを提供し投票を行う。いずれもグランプリにはワカメ1年分を贈る。
しもきた商店街振興組合では、これまでにも陸前高田市をはじめとした気仙エリアの特産品を販売するイベント「気仙フェア」を過去6回にわたり開催。海産業や農業の第6次産業化支援のため、首都圏の一般消費者に対する販売網拡大やブランド認知を企画してきた。今回は東日本大震災以降販売減に悩まされている広田湾産ワカメにスポットを当てPRする。
広田湾漁業協同組合のサイトでは、150グラム273円とやや高価な値段で販売。主催者の一人である鍛治川直広さんは「肉厚で歯応えがあり、通好みのワカメとして知られている。冷蔵で半年間の保存が可能なため、飲食店での不良在庫リスクも小さい。『良いものは良い』と実感してもらい、首都圏での継続的な消費拡大につなげられれば」と期待を込める。
12月27日まで。レシピは、しもきた商店街振興組合の公式サイトから応募できる。応募者はレシピ試作用として、送料500円の負担のみでワカメ200グラム(塩蔵)を購入可能。12月6日の決勝審査に関する詳細は公式サイトで発表予定。