下北沢のギャラリースペーススプラウト(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-2146))で8月9日、架空のレコードジャケットを展示する個展「OTHELLO -number two-(オセロ・ナンバーツー)」が行われる。
同展の作家は、7インチレコードジャケットをモチーフとして作品を描く石毛紀江さん。作品は12インチのレコードジャケットを模したもので、有名作のパロディやオリジナルの技法を使ったものなど約50点がそろう。石毛さんがパンクバンドに所属していることもあり、色のコントラストがはっきりとしたパンク風の作品が多いのも特徴という。
石毛さんはイラストレーションを学ぶうちに、レコードのジャケットに潜む魅力に着目するようになったという。2003年ごろからレコードジャケットをテーマに作品を作ってきたが、昨年初の個展を行い、好評だったことから「続編」を行うことになった。
石毛さんは「下北沢にはさまざまな客層がいて、さまざまなジャンルの音楽を聴く人がいるので作品に興味を持ってもらえるのではないかと思う。レコードが好きな人だけでなく、レコードにあまり親しみのない人にもぜひ見にきてほしい」と話している。
営業13時~18時。同14日まで。