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経堂に産地直送青果店「マイファーマー」-量り売りやバラ売りも対応

契約農家から届いた大根とネギを持って店頭に立つ、店長の武中俊樹さん

契約農家から届いた大根とネギを持って店頭に立つ、店長の武中俊樹さん

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 経堂南口に産地直送野菜などを販売する青果店「マイファーマー世田谷店」(世田谷区宮坂2、TEL 080-8939-7140)がオープンし、2カ月がたった。

野菜がズラリと並ぶ店内

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 経営はマイファーム(京都市)で、世田谷店は東京1号店。滋賀県の自社農場で栽培した有機無農薬野菜や、全国の契約農家、貸農園利用者の野菜を毎日仕入れる。同社は貸農園や農業学校も展開し、同社を通じて農業を始めた人たちに新しい販路を提供する狙いがあるという。店長の武中俊樹さんは「小売業としてはもちろん、農業に興味を持ってもらうためのアンテナショップとしての役割もある。『畑に行きたくなる八百屋』がコンセプト」と話す。

 店舗面積は約6坪。現在は店内商品の6割以上が、市場を介さない産地直送品。市場での流通量に左右されないため、葉物野菜を中心に年間を通して同一価格で販売できることが強みだという。入荷が安定している「小松菜」は200グラム当たり205円で、今後もこの価格を維持していく予定。また、「自宅の冷蔵庫、自宅の庭だと思って利用してほしい」との思いから、多くの品をパックではなくバラ売りにしている。ミニトマト(100グラム150円~)など、野菜の量り売りコーナーも展開。大根を半分だけ欲しい、といったような要望にも応え、その場で切って販売する。高齢者世帯を中心に、少量ずつ野菜を買いたいというニーズに対応していくという。

 東京初出店の場所に経堂を選んだことについて、「社員に東京農業大学出身者が多く、縁のある土地だった」と武中さん。今後は同大学とのコラボレーションによる商品展開も計画している。「若い人を含め、より多くの方々が農業に興味を持つきっかけになれば」と期待を込める。

 営業時間は10時~19時。日曜定休。

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