下北沢の劇場「ザ・スズナリ」(世田谷区北沢1、TEL 03-3469-0511)で8月18日、19日の2日間、劇団「トリのマーク(通称)」による演劇「5時になったら家に帰ろう」が上演される。
同劇団の正式名は「鳥のシルエットのマーク」。「マークそのものが名前。文字表記の際は『トリのマーク(通称)』とすることが多い」(同劇団企画・制作担当、柳沢さん)という。1991年より活動を開始し、舞台が行われる場所そのものから発想をふくらませて物語を作っていくスタイルが特徴。書店「NADiFF」(渋谷区)での公演の際には、書店そのものが舞台となり、実際の売り場で芝居を行った。
今回の作品も「ザ・スズナリ」を舞台に、かつてアパートだったころのザ・スズナリの様子を描写する。下北沢で話題となっている再開発問題には舞台では触れていないが、広義で下北沢の今昔を考えるという意味合いから、下北沢の街づくりを考えるシンポジウム「SHIMOKITA VOICE」の関連公演にもなっている。
今回の作品について、「『家の記憶』がテーマ。自分にとっての街や家は何なのかをもう一度考えるきっかけとなれば」(柳沢さん)と話している。
開演時間は、18日=16時・19時、19日=14時・17時。