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下北沢の歴史をまとめた書籍「シモキタらしさのDNA」 海外向けに英語訳も併記

高橋さんが亡くなる直前まで執筆していた原稿をもとに完成まで至ったという

高橋さんが亡くなる直前まで執筆していた原稿をもとに完成まで至ったという

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出版社「エクスナレッジ」(港区六本木)が6月20日、下北沢の歴史や街づくりをまとめた書籍「シモキタらしさのDNA『暮らしたい 訪れたい』まちの未来をひらく」を刊行した。

書籍に収められた高橋さんの写真

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同書はジャーナリストの高橋ユリカさんと、建築士の小林正美さんの共著。小田急線地下化工事の跡地を地域の活性化につなげるために、セミナーや勉強会、ワークショップを開催するNPO法人「グリーンライン下北沢」が編集に携わった。高橋さんは同法人の代表を務めたが、昨年夏に病気のため逝去。小林さんが後任として代表に就任した。

同書では、戦後の下北沢の変遷を多数の写真と共に紹介するほか、イラストレーターの矢吹申彦さんによる、すでに取り壊された「下北沢駅前食品市場」の変遷記録地図も収録。「ヴィレッジヴァンガード下北沢店」(世田谷区北沢2)次長の長谷川朗さん、「レディ・ジェーン」(代沢5)店主の大木雄高さん、保坂展人世田谷区長も寄稿している。

「下北沢はいろいろな拡張工事がどんどん進んでいくので、それを知らない若い人や、新しく東京に移り住んできた人にも知ってもらいたい」と小林さん。海外に向けて発信していきたいという高橋さんの思いと、下北沢が世界的に注目され始めたという理由から、英語訳も併記されている。

価格は1,800円。7月31日19時から、北沢タウンホール12階スカイサロンで出版記念と下北沢を語る会を開く。

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