新代田のデザイン制作会社「クチトテ」(世田谷区羽根木1、TEL 03-6304-3900)が9月18日、「別格煎茶アイス タカタカテン」(540円)の通信販売を開始する。
ウェブサイトや印刷物などのデザイン制作を行う同社。飲食部門として産地直送の農作物を販売する「ママンカ市場」を運営し、イチゴアイスやイチゴ酢など農作物の加工品の企画開発も行っている。
同商品は、タカテン大塚茶園(静岡県島田市)の大塚孝展さんと共同開発。原材料には、農薬と化学肥料を使わず栽培した同茶園の煎茶を使う。アイスはジェラート店アルカリーナ(千葉県佐倉市)が製造する。
会社員として働いていた大塚さんが耕作放棄された畑を耕し始めたのは2010年。2012年に茶園を開き、同年からママンカ市場で茶葉販売を始めた。2015年に脱サラし、本格的に農業の道へ進んだ。クチトテの小出麻子さんは「大塚さんのお茶は味がまろやかで個人的にも愛飲している。アイスにした際も、すっきりしたお茶の味にこだわった。甘過ぎないため大人にもおすすめ」と話す。
同社では2009年にイチゴ農家と共同開発したプレミアムイチゴアイス「紅羽(くれは)」(540円)も発売。「紅羽の売り上げは順調。お中元などの贈り物として喜ばれている」と小出さん。「秋に向けて数種類の新作アイスも開発中。農作物の加工品を作ることで、収穫時期以外にも農家さんの名刺代わりになるような商品を開発していきたい」と意気込む。
アイスは通販サイト「ママンカのおみせ」で購入できる。