京王井の頭線、下北沢駅徒歩3分の高架下に8月19日、多目的イベントパーク「下北沢ケージ」(世田谷区北沢2、TEL 03-6407-0707)がにオープンした。
同日、併設店舗のアジア居酒屋風飲食店「鳥籠酒場ロンヴァクアン」と時間貸し駐車場もオープン。同施設は京王井の頭線の高架下空間を有効活用する、約3年間の期間限定のプロジェクト「KEIO BRIDGE Shimokitazawa」の一環となる。
「下北沢ケージ」は、面積約200平方メートルの屋外スペース。昼すぎから公園として開放し、夜は飲食空間にもなり、ナイトマーケットやパフォーマンスなどができるイベントスペースとしても貸し出す。
17日にはお披露目会が行われ、プロジェクトに関わる京王電鉄、スピーク、東京ピストルの各担当者から、施設の紹介が行われた。
「フェンスで囲まれた下北沢ケージは、通りがかりの人からも中の様子が見えるオープンな場所。地下のハコにはできない『見える関係』が築ける。建築的な仕掛けとして、アイデアを生かしてほしい」とスピークの林厚見さん。「街の楽しさやリアルな楽しさ、予定調和ではない面白さが生まれれば」とも。
東京ピストルの草なぎ洋平さん(なぎは弓へんに剪)は、「ブルックリンなどでは高架下に店舗を設けることがあるが、日本で見るのは初めて。だからといって海外と同様のものではなく、下北沢だからこそできることをやってほしい」と話す。
お披露目会のゲストトークでは、下北沢にゆかりのあるベーシストのKenKenさんと俳優の柄本時生さんが、街の思い出や、ミュージシャンや役者の目で見た下北沢の魅力などを語った。
24日には、古着、古本、レコード、クラフト雑貨、アクセサリー等が並ぶ夜市「下北沢ナイトマーケット」を開催。26日には、アイリッシュ・インストルメンタル・バンドO'jizoと、パフォーマンスグループPOI LABが出演する「ライブ&パフォーマンス」を行う。