下北沢で8月14日~16日に開催予定だった「第55回下北沢阿波おどり」の中止が決定した。運営は下北沢一番街商店街振興組合。
設立間もない下北沢一番街商店街の活性化を目的に、1966(昭和41年)に始まった同祭り。「下北沢名物阿波おどり」とも呼ばれ、毎年多くの踊り子や観客らで賑(にぎ)わってきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、夏まで収束のめどが立たないと判断し中止に至った。
同商店街振興組合理事長の大木弘人さんは「近年増えている外国人観光客はもとより、昨年は小田急の上部を利用したスタートや組踊りなどを行い過去最大と思えるほどの人出があった」と話す。「1日でも早く新型コロナウイルスの収束と大変な状況に置かれている方々のお見舞いを申し上げ、来年にはより一層皆さまに楽しんでいただける阿波おどりを目指していきたい」とも。