下北沢駅南口の劇場、東演パラータ(世田谷区代田1、TEL 03-3419-2871)で12月19日より、劇団「グルッポ・テアトロ」による井原西鶴原作の舞台、「お夏清十郎」が上演される。
同作の原作は、井原西鶴の代表作のひとつである「好色五人女」の中の「姿姫路清十郎物語」。江戸時代に実際にあった悲恋話で、駆け落ちした若い2人の不運を描いたもの。江戸時代に小唄として庶民に唄われ、人形浄瑠璃などで語り継がれてきた。今回の作品はこの物語を元に近代作家、真山青果が書き上げたもの。
今回の舞台にあたり演出の白岩さんは「井原西鶴の原作にはない人物も登場し、よりいっそう劇的な作品になっている」と話している。
チケットは、前売り=3,200円ほか。上演は24日まで。