下北沢が舞台として登場する映画の特集上映が5月1日、下北沢の映画館「トリウッド」で始まる。
全編下北沢でロケが行われた映画「街の上で」の公開を記念して企画した。上映されるのは5作品。フランスのジャン=ピエール・リモザン監督が吉川ひなのさんや武田真治さん、ビートたけしさん出演で東京を描く「TOKYO EYES」。原田芳雄さんや柄本明さん、広末涼子さんなど下北沢に縁のある俳優が出演する市川準監督作品「ざわざわ下北沢」。開発前の下北沢駅が登場するいまおかしんじ監督作品「かえるのうた」。下北沢で撮影することを前提とした企画からスタートした、渋川清彦さんの主演作「下衆の愛」。本多劇場かいわいを74分ワンカットで描く「アイスと雨音」。
トリウッドスタッフの山本達也さんは「上映するのは、1990年代後半から2010年代後半までに作られた下北沢が舞台の映画。映画館を出たらすぐにスクリーンの中にあったはずの風景が広がり、登場人物たちがそこにいるかもしれないという雰囲気が味わえる特別な機会になるのでは」と話す。作中では現在とは変化した風景も見られることから、「若い人にとっては見たことがない下北沢を新たに発見し、その魅力をあらためて感じてほしい」とも。
入場料金は作品ごとに異なり、一般=1,000円~1,200円、高校生以下=700円~900円。火曜定休。5月21日まで。企画のきっかけとなった映画「街の上で」も5月1日からトリウッドで公開する予定。