映画監督のポール・トーマス・アンダーソンを特集する上映会「ポール・トーマス・アンダーソンにゾッコン夢中! 初期傑作選」が10月8日、下北沢の映画館トリウッドで始まる。
「ハードエイト」Images Courtesy of Park Circus/Paramount
特集上映の企画と配給を行うグッチーズ・フリースクールの主宰・降矢さんによると、ポール・トーマス・アンダーソンは、作品を発表するごとに映画ファンから注目を集めるとともに、アカデミー賞ほか、各国の映画祭でもさまざまな賞を受賞する作品を送り出し続ける映画監督。上映会では、日本では正式に劇場公開されていないデビュー作「ハードエイト」、アカデミー脚本賞にノミネートされた1970年代のポルノ映画界を舞台とする「ブギーナイツ」、ベルリン映画祭グランプリに輝いた群像劇「マグノリア」、これまでとは作風を変えたロマンチックコメディ「パンチドランク・ラブ」を上映する。
降矢さんは「最新作『リコリス・ピザ』も傑作だったが、ポール・トーマス・アンダーソン監督は、活動初期から才気走ったハチャメチャな映画を撮ってきた。強烈に自由でかっこいい作品をぜひ楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
上映日は、「ハードエイト」=10月8日・22日、「ブギーナイツ」=10月9日・23日、「マグノリア」=10月15日・29日、「パンチドランク・ラブ」=10月16日・30日。上映は各日1回ずつ。
料金は、一般=1,800円、大学・専門学生=1,500円、高校生以下=1,000円。トリウッドが10月8日から上映する「リコリス・ピザ」入場券の半券を持参した人を対象に200円を割り引く。