若手新進クリエーターの短編アニメ上映会-下北沢の映画館で

「蒲公英の姉」より。(C) Yusuke Sakamoto. All Rights Reserved

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下北沢南口の短編映画館「トリウッド」(世田谷区代沢5、TEL 03-3414-0433)で1月19日より、坂元友介さんの短編アニメーション10作品からなるプログラム「坂元友介アニメーション全集」を上映する。

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 坂元さんは、現在22歳の新進クリエーター。高校時代から油絵を学び、独学で人形アニメーションを制作するようになった。2002年に制作した処女作「息子の部屋」でキリンアートアワード2002の奨励賞を受賞。以後、発表する作品は、文化庁メディア芸術祭など国内有数のアニメーション映画祭で称賛を浴びるとともに、2005年にはパリのカルティエ現代美術財団で作品が上映・所蔵されるなど、目覚ましい活躍を見せている。

 上映される作品は、高校時代の処女作から、今回のプログラムのために撮り下おろされた最新作「とんかつさん~朝~」までを含む短編全10作品。初期の7作品を上映するAプログラムと、NHKデジタルスタジアムでベストセレクションに選ばれた「在来線の座席の下に住む男」や最新作を含む3作品を上映するBプログラムの2種類を交互に上映する。独特のタッチで描かれた絵画を元にしたものや、人形を動かす3Dのクレイアニメなど、表現方法はさまざまだが、どの作品も人間の悲哀や再生、皮肉やユーモアがたっぷり含まれている。

 トリウッドの大川さんは「シュールなのにどこか温かみがある作品ばかり。ちくっときたり、切なくなったり、ほろりとしたり、いろいろな感情を刺激される。若い才能を気軽に楽しめる短編で味わってほしい」と話している。

料金は、1プログラム=800円、2プログラム=1,400円。1月26日には、坂元さんの師で、「ガラガラヘビがやってくる」「がじゃいも」などのPVのクレイアニメを制作したアニメ作家森まさあきさんとのトークイベントも予定している。2月8日まで。

短編映画館トリウッド「坂元友介の日記」

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