下北沢の古書店で初心者向け俳句講義-自作句出し合い品評会も

気流舎で語る関根さん。関根さんの俳号は「千方(ちかた)」。

気流舎で語る関根さん。関根さんの俳号は「千方(ちかた)」。

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 下北沢の古書店「気流舎」(世田谷区代沢5、TEL 03-3410-0024)で1月19日、初心者向けの俳句講義「非句(ひく)の会」が開かれる。

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 同会が開かれるのは2回目。同店オーナー・加藤さんの友人である編集者の関根さんが、店内で俳句の面白さについて語ったことがきっかけとなり始まった。アルコールやコーヒーを飲むことのできるスペースも設けられた同店で、ビール片手に語る関根さんの話が、加藤さんや居合わせた客らの関心を集めたという。

 関根さんが俳句を始めて2カ月足らずだったということもあり、「初心者が肩ひじを張らずに俳句を面白く好き勝手に語っている会なので、まだ俳句になってはいないという意味を込めて『非句の会』とした」(関根さん)。1回目は昨年11月末に行われ、口コミで約10人が参加。俳句の技法のひとつ「切れ字」を夏目漱石の短編「夢十夜」を使って説明するという独特な講義内容だったという。2回目となる今回は「1月19日=いい句の日」に設定。形式についての基本的な講義のほか、俳句の作り出すユーモアについて話す。このほか、自作の句を出し合って品評会を行う句会も行う予定。

 参加者の一人、香山さんは「関根さんの話を聞いて、自分の伝えたいことを表現できる方法は俳句なのではと感じた。俳句を考えている時の時間はとても充実した時間」と話している。

 会の開始は20時。参加無料。申し込み不要だが、「できれば句を持参してほしい」(関根さん)という。

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