「ギャラリー HANA下北沢」(世田谷区北沢3、TEL_03-6380-5687)が11月17日、北沢にオープンした。
自分の部屋のようなイメージで作られたという同ギャラリーは、白が基調のシンプルで暖かみのある内装が特徴。22平方メートルの展示スペースでは、映像から立体まで、さまざまな作品の展示を行うことができる。
「HANA」の店名とロゴには、「下北沢から世界へと種(アート)を発信し、花を咲かせたい」というオーナー高橋洋子さんの願いがこめられているという。出店場所に下北沢を選んだ理由については「若い文化を、ほかの街よりも身近に感じることができる数少ない場所の一つだから。『失敗や批判を恐れず、果敢に進んでいくアーティストとともに』をモットーに、下北沢発の若手アーティストを育成していきたい」(高橋さん)。
今後は下北沢のギャラリー同士が協力し合って、アートフェスティバルを開催するのが目標。高橋さんは「ほかのギャラリーと協力して、下北沢のために何かをやっていきたい」とも話している。
現在は、オープニングエキシビジョンとして、麻生隆悟さんの「イロンナココロ展」を開催中(17日まで)。続く19日からは東京芸術大学で研究助手を務める天野由美子さんの展覧会で、不思議な動物チムニーを題材にした「everybody down the chimney」展を開催予定(26日まで)。