下北沢北口のギャラリーカフェ「中堂」(世田谷区北沢3、TEL 03-3468-4409)で6月の初旬から、美術家で同店のオーナーを務める中堂泰志さんの個展「汪溢(おういつ)」が開催されている。
店舗面積は約12坪、席数は20席。2006年6月、「美術館に足を運ぶ少数の人だけでなく、誰でも気軽に入れる空間で美術に触れることのできる場所を作りたい」という思いから、中堂さんがオープンした。
メニューは和風だしとスリランカのスパイスを使った特製カレーをメインに、軽食、アルコールなどを扱う。使用する食器はすべて中堂さんが自身の窯で焼き上げたもの。内壁はギャラリーとしては珍しく黒でまとめられ、天井は朱色。内装デザインも中堂さんが手がけた。
今回の個展のテーマ「汪溢」には「みなぎるような、あふれ出るような」という意味を込めた。同展では「生の根源、生きるエネルギーを表現」をコンセプトに、陶器や金属板を使用して製作された力強いオブジェ約10点を展示・販売する。これらの作品とは別に、食器も常時展示・販売している。価格は1,000円~数十万円。
客層は20~40代くらいまでの女性がメーンで、カップルで訪れる客も多いという。同店は韓国の旅行雑誌に紹介されたこともあり、海外からの観光客も多く足を運ぶ。
中堂さんは「中堂の窯で焼き上げた器は全てがこの世にひとつの作品。本物で飲み、本物で食べていただけるのがこの店。何もオーダーせず、作品を見に来てもらえるだけでもいいので足を運んでみてほしい」と話している。
営業時間は、ランチタイム=12時~15時30分(土曜・日曜は16時30分まで)、バータイム=18時~22時(金曜・土曜は23時まで)。火曜定休(火曜が祝祭日の場合は翌水曜が代休)。同展は8月10日まで。
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