下北沢の銭湯跡にリサイクル店-「入浴場」から「ニューヨーク・ジョウ」に

以前銭湯だったため、音の反響も良い

以前銭湯だったため、音の反響も良い

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 下北沢北口の一番街商店街に9月5日、リサイクルショップ「NEW YORK JOE EXCHANGE(ニューヨーク・ジョウ・エクスチェンジ)」(世田谷区北沢3、TEL 03-5738-2077)がオープンした。

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 昨年10月に閉店した銭湯「八幡湯」跡にオープンした同店。店舗面積は約50坪。床のタイル地など「八幡湯」の内装を生かした店内に、古着のTシャツやジャケット、帽子、靴、アクセサリー類などを並べる。価格は、すべて1万円以下。ビンテージ古着店を都内に3店舗、展開する「HAIGHT&ASHBURY(ヘイト・アンド・アシュバリー)」(北沢2)が経営する。リサイクルショップの運営は今回が初めて。下北沢での展開は本店に次ぐ2店舗目となる。

 同店では古着の買い取りや販売のほか、「トレード」も行う。トレードは、客が持ち込んだ商品と、その商品の査定金額の60%相当の店内商品とを物々交換ができるシステム。買い取りは査定金額の30%で行うため「トレードはお得」と加藤さん。「お客さまの不要になった洋服や靴、アクセサリーなどは基本的にすべて買い取っている。洋服の査定といえばハードルが高いイメージもあるが、気軽に利用してもらえれば」とも。

 商品として販売する洋服のほか、季節外れの衣類や汚れが目立つものも1キロ=10円で買い取り、発展途上国へ寄付する。オープン以来、20代を中心に幅広い客層が訪れており、中には「以前、八幡湯に通っていた」という高齢者の姿も。

 店名の「ニューヨーク・ジョウ」は、「八幡湯」にちなみ、「入浴場」の発音に合わせたもの。加藤さんは「名前の由来を特にアピールはしていないが、スタッフの間では『気付いてくれる人がいればいいね』と話している」と笑う。

 営業時間は12時~22時。

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