手作りガラス雑貨店「てのひらや」が11月23日から、下北沢のギャラリー「Space Sprout」(世田谷区北沢2、TEL 03-3468-2147)に期間限定オープンしている。
同店は「自分たちが雑貨屋さんで欲しいもの」をテーマに東京ガラス工芸研究所(川崎市)の同期生5人が1年前に企画。それぞれ別の仕事をしながらこつこつ作り貯めた作品を集め、初の出店を実現させた。
今回は橋本佳奈さん・奥村ゆきさん・木村なみさんの3人が出品。吹きガラスによるカップや花瓶、電気炉を使った技法キルンワークによる皿やブローチ、バーナーワークによるピアスやストラップなど、雰囲気の違う作品約700点が5坪の店内に並ぶ。価格は700円~5000円で、「気軽に作品を持ち帰ってもらいたい」という思いから、価格は低めに設定したという。
客層は10代~40代の女性がメーンで、ミクシィやブログでその存在を知り遠方から足を運ぶ人も多いという。奥村さんは「下北沢は手づくり作品への門戸が開いている街。作品を見てもらうだけでなく、自分たちも作り手さんたちともコミュニケーションをとって何かを感じたい」と話している。
同店は今後もどこかの街でメンバーや作風を入れ替えながら、年に1度のペースで作品の展示販売を行っていくという。次回は来年の秋を予定。木村さんは「今後はネットショップも展開したい」と意気込みを見せている。11月28日まで。