下北沢南口の和食店「茶話屋(さわや)」とカフェ「Sawaya-Cafe空のたね」(世田谷区代沢5)が9月1日、「下北沢とうふぷりん」(450円)と「下北沢とうふチーズケーキ」(560円)のテークアウトと通信販売を始めた。
「茶話屋」は2001年にオープン。系列カフェの「Sawaya-Cafe空のたね」は昨年10月、「茶話屋」の2階にオープンした。
両店で扱う「下北沢とうふぷりん」と「下北沢とうふチーズケーキ」は、伊豆の食品会社三坂屋の「こだわり豆腐」を使用。「砂糖を控え、甘さを抑えたヘルシーな仕上がりとなっている。大豆の濃厚な味わいが好評」(オーナーの坪谷さん)。同店の店内メニューとして好評だったことから、今回のテークアウトと通信販売に踏み切った。
「こだわり豆腐」を製造する三坂屋は、もともと北沢4丁目の豆腐店だったが、約15年前に豆腐作りに最適な水を求めて伊豆へ移転。現在では伊豆の料亭を中心に豆腐を卸しており、東京では茶話屋のみが扱う。「茶話屋」が出店するビルのオーナーと三坂屋のオーナーは親せき関係。茶話屋がオープンする際に、ビルオーナーの元に届いた豆腐を居合わせた坪谷さんが口にし、そのおいしさに感激してメニューへ加えたいきさつがあるという。
坪谷さんは「下北沢で生まれた豆腐が伊豆へ移り、また下北沢へ。まさに運命的な出会い。新たな下北沢名物として、多くの人々に食べてほしい」と笑顔で抱負を語る。